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教育勅語は今どき流行るか

戦前、教育勅語による子供への指導がしっかりと行われたことで、日本人の精神や国民性と言ったものが形成されていったという考え方があります。しかし、戦後はこうしたことが日本を戦争へと駆り立ててしまった、という反省点から、徹底的に排除されてしまいました。今、戦後70年以上が経ち、教育勅語に対する考え方の見直しが行われるようになりました。そのきっかけとなったのが、2000年代に出版されたとある数学者の著書だったのです。国家とは何か、そして、日本人とは何かという事を、自身の海外生活で得られた経験を元見つめ直している著書で、とても見応えがあります。この著書はベストセラーにもなり、多くの若者が手にとって読んだといいます。あれから15年以上経ち、教育勅語という言葉も忘れ去られているようですが、要所要所にその重要性が語られるようになりました。流行るか流行らないかと言ったら流行らないと考えますが、必ずしも考え方は間違いではないです。

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